一口メモ

あんこう

アンコウは深い海の底に暮らす魚です。

平べったい体に大きな頭と口を持ち、少しグロテスクな見た目をしています。

食用にしているのは主に日本で、さばき方も独特です。

骨が硬く、身がやわらかくてぬめりがあるため、「つるし切り」という方法で調理されます。

あごを金具に引っかけて吊るし、エラや尾を切り落とし、内臓を取り出し、身を切り分け、最後にはアゴと骨だけが残ります。

アンコウは「捨てるところがない魚」として知られています。

肝臓、皮、エラ、卵巣、胃、腸、身の7つは「アンコウの七つ道具」と呼ばれ、どれも食べられます。

身の約85%は水分で、低エネルギーで良質なたんぱく質が豊富です。

特に人気なのが肝臓で、「あん肝」と呼ばれます。

ビタミンAやビタミンE、EPA、DHAが多く含まれ、脂の濃厚さから「海のフォアグラ」とも称されます。

冬から早春にかけて、特に1月〜2月は身が引き締まり、肝臓も大きくなるため、一番美味しい時期とされています。


その美味しさは「西のフグ、東のアンコウ」と並び称されるほど。鍋や唐揚げなど、さまざまな料理で楽しむことができます。

今が旬のアンコウを食べて、冬を感じてみてはいかがでしょうか。