一口メモ 【新生姜】

生姜は、茎が土の中で大きくなった地下茎です。
新生姜は、植え付けた種生姜に新しく育った部分を収穫したもので、収穫後すぐに出荷されるため水分を多く含みます。
皮が薄く、繊維もやわらかいのが特徴で、さわやかな風味があり、生で食べるのに適しています。
日持ちがしないので、甘酢漬けなどに加工されることが多いのも特徴です。
生姜は熱帯アジアが原産といわれています。
インドや中国では紀元前から利用されていたといわれ、11世紀頃にはイギリスで栽培されていたようです。
日本には中国から伝わり、「魏志倭人伝(ぎしわじんでん)」に記述がありますが、当初はあまり食用としては利用されていなかったようです。
平安時代になると食用とされていた記録があり、江戸時代の農書である「農業全書」には栽培方法も記されています。
初夏に食べると、夏バテ防止になるそうです。